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2013年3月 8日 (金)

【昔語り3】信越電機商会の頃

アキバ昔語り

今回の昔語りはこのユニバーサル基板から始まります。

Dscn2541

この基板は70年代半ばに発売されました。ベーク製で18Pのカードエッジつき、片面フラックス仕上げのデジタルIC用です。他社の同様の基板が千円以上していたのに対し、300円程度だったと記憶しています。内容から見てアマチュア向けの商品という感じですね。

これを販売していたのがアキバの「信越電機商会」というジャンク屋です。基板のパターン面に"SHINETHU DENKISYOKAI"と誇らしげに店名が入っているのがお分かりになるかと思います。いわゆるショップオリジナル商品のはしりといえるでしょう。
この店は70年代のCQ誌やトラ技に広告を出していたので覚えのある方も多いでしょう。その中から時代を感じさせるモノを紹介します。まずはこれです。

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今なら「万博使用」という一言で即買いですね。この広告は1972年5月のCQ誌に掲載されていました。これにはもう一つ面白いものが載っています。

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マッチ棒のような形の発光ダイオードです。当時、発光ダイオードは主にセグメント数字表示器(当時はモザイク表示器と呼んでいました)として電卓などに用いられ、トラ技のようなプロ向けの専門誌ではすでにポピュラーな部品でしたが、CQなどのホビー誌ではほとんど見かけないモノでした。

当時中学生だった僕は、原理も使い道もわかりませんでしたが、「光るダイオード」という新しさにつられて一つだけ買ってきました。初めて手に取った発光ダイオードは、広告のイラストで想像していた以上にちっぽけで、こんなに小さいランプ何に使うんだと思ったものです。
電池をつないでみると、乳白色の頭がポッと赤く光りました。ややオレンジがかった赤い光は、色付き電球でもネオン管でもない、初めて目にする赤色でした。「原子の灯」ならぬ「電子の灯」にとても感動したのでしょう、いまでもそのときの赤い光をありありと思い出すことが出来ます。

信越電機商会が他のジャンク屋と違っていたのは、商品の独自性と「データ付き」販売です。当時のジャンク屋の定番と言えば、ラジオやアンプの基板や一般的なラジオ部品の放出品でしたが、この店は最先端のアウトレット部品をデータ付きで販売していました。広告にデータを載せただけでなく、メーカーのデータシートからの抜粋をトーシャファクスで印刷したと思われる、ペラ一枚の「データ」を店頭で付けてくれるのです。当時のアマチュアにはメーカーのデータシートは入手困難、専門誌の記事が唯一の情報源でしたので、これはとてもアリガタイことでした。

この後、信越電機商会はさらにユニークな商品を投入してくるのですが、それはまた別の機会に。

今回の元ネタ、1972年5月の広告のダウンロードはこちらから。
「shin197205.jpg」をダウンロード

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