シェーキーの「人工知能」
このプロジェクトではロボットとパソコンを無線LANで結び、人工知能プログラムはパソコンで実行します。この部分はネットタンサーのネットワークユニットを使う予定・・・なのですが、もうバンダイではネットタンサーの販売をやめたみたいですね。出来れば改造用にネットワークユニットを一台買いたかったのですが、手遅れでした。手持ちのネットタンサーを改造する事にします。
うーん、このブログを読んだ方が追試できるような内容にしたかったのですが、肝心のキーデバイスがデスコンでは残念ですね。代替の方法も検討したいものです。
さて、本題の「人工知能」ですが・・・
ネットタンサーにはロボットワークス3というコントロールソフトが付属し、ボーグスクリプトというイベントドリブン型の簡易言語でプログラムできます。これは、どのセンサーが反応したら、どんなアクションをさせるかを積み上げていく方式です。
全体的にはステートマシンで、うろつくステート→(特定の画像発見)→画像に接近するステート・・・と言う感じでステートの遷移を記述することで、目的の「知能」をプログラムできます。
これはこれでいいんですが・・・
ボーグスクリプトではサブサンプション的(実際のサブサンプションアーキテクチャとは異なっていますが近いものです)な人工知能は実現できるのですが、シェーキーで研究されたような「計算型」の人工知能は実現できません。
今回はオリジナルのプログラムを作って計算型の人工知能を試してみたいと思います。
ということで人工知能の目標は・・・
「メールで命令を送ると、家中を探して飼い猫の写真を撮り、状態を報告する」
ということにします。
これはちょっと説明が必要です。まずこれをご覧下さい。
これは何回もネットタンサーウェブに指令メールを送って操縦し撮影したものです。
本来、知能ロボットですから、「猫の様子を教えて」なんてメールを一本送るだけで「ホンダナノ ウエ ネテイル。ガゾウヲ オクリマス。」という返事が来るべきなのでは?と、いうことでの目標設定です。
ずいぶん難しい目標ですが、何事もチャレンジです。
次回は人工知能の実現方法をもう少し掘り下げます。
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