シェーキーのモックアップを作りました
ジャイロが一段落したところで、ジェーキーに戻りましょう。
いろいろと細部を検討するためと大きさの感じをつかむため、モックアップを作ることにしました。
21世紀の常識では3D-CADを使ってモデルを作成するのですが・・・カメラやセンサなど部品のおさまり具合を見るにはその部品もモデル化しなければなりません。一品だけ作るにはちょっと工数が多いように思います。
ということで、今回は「模型とラジオ」方式でやりましょう。写真から寸法を割り出し、紙でモックアップを作ります。
ネットで写真は手に入りますが、あまり種類は無いようです。そのうえ、いろいろと改造されてきているので、アンテナや頭部の取り付け位置、付属機器に違いがあります。
ともあれ、寸法割り出し用には引退時と思われる正面と側面の写真を使います。駆動輪が直径65mmと言う条件で各部の寸法を出していきます。駆動輪に使うつもりのアルミプーリーがこの寸法だからです。
製図道具が無いので、フリーウェアの2D-CAD、jwcadを使って寸法をあたりました。初めて使いましたが、一昔前のCAD専用機風で慣れると使い易いです。(タブレットで入力するようなヤツです)
外形の寸法を決めたら、工作用紙(懐かしい!)に写してカッターでざくざく切り出します。楽しい!結構な分量の工作用紙が必要でしたが、おなじみダイソーで5枚100円なので問題なしです。テープとセメダインコンタクトで組み立てたのがこれです。
モデルは良く見かける斜めから撮ったシェーキーです。比べるとこんな感じです。
カメラの位置がちょっと高いのと、頭部の幅がもう少し広い方がそれらしいかもしれません。多少デフォルメが必要です。
胴体はちょっと大きめに見えますが、これは最大部分の寸法なので、実際はもう少し小さくなるでしょう。また、白は膨張色なのも影響があります。
全高60センチ、スケールで言うと1/3スケールというところでしょうか。
ネットタンサーのカメラ基板をあてがってみると、カメラ内部に十分に収まります。この要領で、頭部に取り付け予定の各種センサーも現物合わせで取り付け位置を決めればいいでしょう。
カメラの地上高は45センチほどです。猫を追いかけるにはちょっとばかり低いかもしれません。ウチの猫は高いところで昼寝をするのが大好きなもので。
こうやって実物大モックを作ると、細部の仕様決めに便利なだけでなく、ヨシやるぞ!と言う気分になれます。最後にはゴミになっちゃいますが、作ってよかったようです。
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