ネットタンサーのカメラ画像をC#で読む
ロボット作ろう:シェーキー製作記
いつの間にかバンダイロボット研究所のHPがクローズされていました。合掌。
必要なデータやアップデータはDLしておきましたので問題はないですが、シェーキーにはネットタンサーを改造使用するつもりなので、なんかハシゴを外されてしまったような気分です。サポートはバンダイのサービスセンターで継続するそうですが、まさか改造の相談には乗ってくれないでしょうねえ。
以前、ネットタンサーのシリアルポートを使って通信するプログラムは試作しましたので、次は画像の取得です。これが出来ないようならカメラには他のモノを物色しなければなりません。
そういう訳で、のびのびになっていたネットタンサーのカメラ画像を取得するプログラムをC#で作ってみました。なんといっても猫の写真を撮るのが目的の知能ロボットですからね。
改造に使用するネットタンサーは192.168.1.55のIPを固定でセットしてあります。(ネットタンサーをお持ちの方、ここから先はIPをご自分のネットタンサーのIPと読み替えながら読んでくださいね)
ブラウザでhttp://192.168.1.55/goform/video2/にアクセスするとその時のカメラ画像が表示されます。バンダイHPの資料によると、この画像を定期的に読み込むことで動画として表示させるようです。
方針としてはこれで行きましょう。
VC#のWebClientクラスを使うとビックリするほど簡単に出来てしまいました。タイマーで70ms毎に読み込みを実行するだけです。コードの主要部分はたった数行です。ファイルをjpgなどで保存するのも簡単です。(下の写真をクリックすると原寸で表示されます)
ネットタンサーのIPを入れ、STARTボタンをクリックすると動画が始まります。320X240でも640X480でも切り替えなしで動作します。時々30秒ほど画面が止まることがありますが、しばらくすると復帰します。画面のCAPTUREボタンをクリックするとsample.jpgという名前で現在の画面をcドライブの直下に保存します。
通常画面サイズの4倍、640X480での動画はこんな感じです。パソコンの画面をデジカメで録画したものです。ブリキの宇宙探検車の動きを見てください。
ロボットワークスでの320X240の画面になじんでいたので、その大きさにビックリです。そこそこのフレームレートですが、時々フレームが飛ぶのがわかりますね。
試してみたい方はこちらのVC#プロジェクトファイルをDLしてください。ExpressEditionで実行できます。
「NTvideo.zip」をダウンロード
それから、ネットタンサーやネットタンサーウェブのカメラ画像のサイズを変えるには、うちの場合http://192.168.1.55/index2.aspにブラウザでアクセスして設定画面を表示し、「システム設定」→「ビデオ/オーディオ」タブで画質や画像サイズの設定画面に移動できます。(IPは自分のネットタンサーのIPに読み替えてください。)
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