PSD GP2Y0A21YKの電源回りを調べる(その1)
ロボット作ろう・シェーキー製作記
移動ベースにはPSD GP2Y0A21YKを最低14個使います。実験用ロボでは、9個のPSDから電源ラインにノイズが乗り、ジャイロセンサのAD変換に影響が出ました。14個ともなると、問題はもっと深刻です。ここで少しPSDの電源回りについて調べておこうと思います。
思えば、PSDを初めて使ってから10年近くになりますが、「供給電圧4.5〜5.5V」「平均消費電流 30mA」というデータだけで設計し、大体の場合は問題なく動いていました。安定で信頼性の高い部品なんですね。
でも、電源をきちんと設計しようとすると、どうもハッキリしないことが出てきました。これを今回はテストしてみようと言う訳です。
■ハッキリしないこと その1
電源電圧が変動したら、PSDの距離検出出力はどれくらい変動するのか
つまり、電源電圧がふらついた時に、距離が正しく計れるかどうか、と言うことです。
■実験方法:
PSDの正面50cmくらいに白い紙を置き、電源電圧を変えながら、検出出力の変化を見る
■結果:
4.5〜5.5Vの範囲では、電源電圧が変化しても距離検出出力はほとんど変わりません。4.5Vより下がると出力電圧も下がってきます。つまり、PSDの電源電圧は多少ふらついても(定格内なら)距離検出出力に影響は出ない、と言うことになります。そんなに電源の安定度に気を使わなくても良い訳ですね。
もう一つハッキリしないことがあります。それは「平均消費電流」です。実際の電流波形はどんな風になっているのでしょう。次回はこれをハッキリさせましょう。
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