iPhoneの自動タップメカは作れますが……
リモートブレインの夏休み:iPhoneロボ
メールを送るには、あと、タップするだけのところまできました。
で、タップメカの実験(本気ですか?)ですが、静電容量式なので、こんな感じです。
まず、写真のような「装置」を作ります。
アルミフォイルを何回か畳んでアンテナ(電極)を作ります。これをiPhoneの下に敷くので、大きさはiPhoneと同じくらいにします。
割り箸(絶縁体)の先に、アルミフォイルを丸めて、1cm角くらいの「ダミー指先」を接着剤で取付けます。
これとアンテナをクリップコードで結べば出来上がりです。
アンテナをiPhoneの下に敷き、割り箸の端っこを持って、画面のボタンをタップするとこのように反応します。(青く色の変わっているボタンがタップされているボタンです)
ダミー指先と人間は絶縁されているので、この割り箸を、人間ではなく機械で動かしてタップしても反応するはずです。
iPhoneのタッチパネルは、人体でタップしなければ反応しないのはご存知の通りです。タップペンも人間が持ってタップしないとだめです。
メカで安定にタップするには、このようにアンテナをiPhoneに近接させて設置しなければなりません。アンテナはもっと小さくとも(iphoneの半分以下)でも動作しますが、とにかくこれがないと動きません。
ちょっと考えると、このケーブルを切ったりつないだりすることで、機械的に動かす必要がなさそうに思えます。
ケーブルの途中にスイッチを入れて試してみると、接続→タップはうまく行くのですが、切断→タップオフはうまく行きません。どうしても「ダミー指先」を画面から離す必要がありました。
チャタリング防止のため、タッチパネルの感度を動的にコントロールして、ヒステリシスを持たせているようです。
ともあれ、こんな仕掛けをモーターで動かせば、タップできそうです。
タップした結果、画面が変化したかどうかは、データドットを監視している光センサでわかるでしょう。
でも、これを使うんでしょうか?(自問自答)
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