SH2-Tiny(7125)でびっくりする
ロボット作ろう:シェーキー製作記
前に書いたように、シェーキーのクライアントにはSH2-TinyのSH7125を使うことにしました。
ということで、開発用にこれを買ってきました。このマイコンを使うのは初めてなので、開発ボードがあれば、それを使うのが安心です。このマイコンも、H8同様、簡単な回路でシリアルポートからフラッシュの書き換えが出来ます。
使ってみてビックリしました。
本式の組込みマイコンです。(当たり前ですか?)
よく使っていたH8/3052は、古典的なワンボードマイコンをチップ化したような構成でした。なんというか、牧歌的なアーキテクチャとでもいうのでしょうか。
それに比べると、SH2-Tinyは本格的な組み込み需要を狙っているようです。(知らないのは私だけ?)
一番それを感じたのは、モジュールのパワーマネジメントです。マイコン内部のタイマやシリアル通信のモジュールが、リセットスタートではオフになっており、必要に応じてプログラムでONするようになっています。
おかげで、タイマーが動かなくて、しばらく考えてしまいました。
他社の、バッテリ動作向け組込みマイコンではおなじみなんですが、SHって、なんとなく産業機械とか、あまり消費電力なんかを気にしないアプリ向けかなと思ってたので、ちょっと意表をつかれました。
ルネサスさんゴメンナサイ。
でも、動作時の最大電流が50mAもありますから、ちまちまモジュールを遮断して、どれほどの省エネ効果があるんでしょうか。
ローパワーで知られる、東芝の組込みマイコン(いわゆるLLマイコン)などでは、低速クロックに切り替えたうえ、必要なモジュールだけを活かすことで、電流を10uAくらいに押えることが出来ます。リチウム電池でのバッテリバックアップのためです。7125ではがんばってもmAオーダーですから、遮断で多少倹約できたとしても、電池でバックアップは無理ですねえ。
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