アクエストークモジュールを作る(その3-おしまい)
花岡ちゃんのウィークエンド
モジュールをテストするには、シリアルカメラのテストで使ったようなRS232Cのレベルコンバータを用意して、teraTermからテキストデータを送ればOKですが、今回はテスト用のソフトをC#で作ってみました。
ポートを選んでOPENし、大きなテキストボックスにアクエストークの規則文字列を入力後、SPEECHボタンをクリックすると喋ります。発声速度コマンドや特殊音コマンドも送信できます。また、デバイスのステータスを周期的に問い合わせて、STATUS CODEとして表示しています。参考までにC#のソースを公開します。これです↓
作ってみて気づいたことは下記です。
・スピーチ文字コードはShift-JISなので変換が必要(VC#やターミナルソフトではEUC)
・文字列が正しくないとERRORでしゃべらないが、改めて正しい文字列を送ればOK。特別な処理は必要ない
試作品(アンプ含む、3.3V動作)では待機電流が30mAくらい、発声時は40-60mAくらいです。
下の動画では枕草子の「春はあけぼの」の冒頭部分を読ませています。デジカメのマイクで録音している関係でちょっと音が悪いです。肉眼ならぬ肉耳(?)ではもっとクリアです。なお、バックグラウンドのゴーという音は、パソコンのファンの音です。(動画に対して音が遅れてますね)
平安時代のイントネーションは、誰にもわからない(たぶん)ので、読みだけを記述していますが、そこはかとなく雰囲気はあるのでは?
一度にチップに送信できる文字列は大体これくらいです。これ以上長い文章はいくつかに分割し、前のスピーチが終了してから次を送信するようにします。
このデバイスを使うと、電圧や電流を読み上げるテスターが作れそうですね。
目的の端子になんとかテスター棒を当てたはいいけど、メーターを見ようとしたとたんに、テスター棒がずれてショート、回路を壊してしまった経験なんかは、多くの人が持っているのでは?
今回の実験は、これでおしまいです。
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