TRAKRのアプリを作る(続き)
管理人のページ:
前回の投稿に書いたように、なぜかダウンロードしたプライマーは不完全で、そのままでは使えません。また、プライマーのInstructionsフォルダにマニュアルらしきものがあるのですが、書き散らした未完成の文書をとりあえず入れときました、と言う体で、なんとも困ったシロモノです。メーカーのやる気が全く感じられません。開発中止になって放置されているのではないかとも思えます。
ナントカgccでコンパイルするところまでは進みましたが、参照エラーが出てオブジェクトの生成までたどり着きません。そこで検索を掛けてみると、このHPに解決方法がありました。これを試したところすべてがうまく行くようになりました。
以下に僕の作業手順を列記します。
1・TRAKR_APPS_PRIMER_v1.1.1.zipを解凍し、cドライブ直下へコピー。フォルダ名をtrakrに変更
2・DOS窓を開き、次のコマンドでgccやユーティリティにパスを通す
set Path=c:¥trakr¥Tools¥bin;c:¥trakr¥Tools¥utils
3・DOS窓はそのままにして、テキストエディタでc:¥trakr¥Internals¥Makefileを開き22行目のOBJECTS = $(S_OBJECTS) $(O_OBJECTS)を下記に修正したうえ、上書き保存
OBJECTS = $(S_OBJECTS) $(O_OBJECTS) $(O_IMAGES)
4・DOS窓でディレクトリをc:¥trakr¥Internalsに移動した上で、次のコマンドを実行
make trakr.a
5・正常にmakeできれば修正完了
これで開発環境の構築が出来ました。ただし、DOS窓を開く度にパスの設定をし直す必要があります。
試しにサンプルプログラムEX00_templateをコンパイルしてみます。DOS窓で当該フォルダに移動し、makeするとSample.binが生成されます。めでたしめでたしですね。
オリジナルのプログラムを作るには、EX01フォルダをコピーして(これが空のプロジェクトです)プロジェクト名(myAppなど)に変更します。さらにMakefileのPRETTY_NAME = EX StuctureをPRETTY_NAME = MY GREAT APPのように任意の名前に変更しておけばカンペキです。app.cにテキストエディタでプログラムを書き込んでmakeすればPRETTY_NAME.binのオブジェクトファイルが生成されます。
オブジェクトファイルをインストールするには、TRAKRをUSBでパソコンに接続し、アプリが格納してあるフォルダにオブジェクトファイルをコピーすればOKです。リモコンから選択、実行が出来ます。
と、いろいろ書いてきましたが、はたして日本でこのオモチャをプログラミングしてみたいと思っている人はどれほど居るのでしょう? 大体コレを持っている人がほとんど居ないのではないでしょうか。
« TRAKRのアプリを作る | トップページ | リモートブレインのクラウド化を考える »
「管理人のページ」カテゴリの記事
- スパイ映画に出てきそうな高一再生検波受信機(2022.12.10)
- 「超小型」電池管再生検波ポケットラジオ(2022.11.08)
- サブミニ管5678と大型バーアンテナの再生検波ポータブル(2022.07.14)
- 電池管マイブーム到来(2022.07.01)
- グレイ・ウォルターの真空管式電子カメを作ってみる(2022.06.27)
(◎´∀`)ノ
僕もやってみたいです
もっと安いところを探しています
投稿: はるさめ | 2011年6月27日 (月) 09時11分
ぜひ!チャレンジしてみてください!
投稿: ササガワ | 2011年6月27日 (月) 12時58分