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« STM32F4 DISCOVERYのシリアル通信(UART)をテストする(送信編) | トップページ | STM32F4 DISCOVERYのシリアル通信(UART)をテストする(エコーバック編) »

2011年12月 9日 (金)

STM32F4 DISCOVERYのGPIOをテストする(実行・デバッグ編)

ロボット作ろう:シェーキー製作記

ちょっと順番が狂ってしまいました。この続きはひとつ前の投稿になります。

作成したプログラムを実行するには、ボードをパソコンにUSBケーブルで接続した上で、ツールバーの虫のボタンをクリックします。虫っぽいボタンがいくつかありますが、ピンクの○で囲んだ一番左の虫です。

Mainbutton

ソースコードに変更があれば、保存するかどうか聞いたうえで、再ビルドを自動的にやってくれます。ただし、新規作成したプロジェクトを初めてコンパイルするとき、ビルド設定確認の大きなダイアログが開きますが、これは"OK"をクリックで問題ありません。次からは表示されません。

それからもうひとつ。僕のようにコメントに日本語を書くと、保存やビルドの時に、文字コードの確認のためのダイアログが開きます。これは"UTF-8"のボタンをクリックすれば、以降現れません。この開発環境はいろいろ神経質なところがありますが、売り物なので致し方ないところでしょう。信頼性第一ですからね。

ソースコードにエラーがなければ次のようなデバッガが表示されます。

Photo
僕のような初歩入門向きには次の4つボタンを覚えれば事足ります。

1・リセットボタン: ボードをリセットした状態で停止させます
2・実行ボタン: 現在のアドレスからプログラムを実行します
3・一時停止ボタン: 実行中のプログラムをその部分で中断します。ソースコード表示に実行中の行がハイライトされます。
4・デバッガ終了ボタン: デバッガを抜け、メイン画面に戻ります。

debuggerbutton

実行するには実行ボタンをクリックします。
ボード上のユーザーボタンを押すと、押している間オレンジのLEDが点滅するはずです。めでたしめでたしというわけです。

さて、Lite版のデバッガでは次の機能がサポートされています。

1・ブレークポイントをひとつだけ設定可能
・ブレークしたいソースコードの行番号をダブルクリック
・実行ボタンで実行
・その行を実行したら停止
という風に使います。ブレークポイントは一つだけしか設定できないので、別のブレークポイントを設定したいときは、右上のフィールドのBreakpointsタブをクリックして、表示されているブレークポイントを右クリック、Removeで削除する必要があります。

2・変数(グローバル変数も)の読み取り
プログラムの停止中は、右上のフィールドのVariablesタブをクリックすると停止位置のローカル変数の中身が見えます。グローバル変数も見たいときは、右上の小さなめがねのようなアイコンをクリックすると、見たいグローバル変数を追加することができます。

まあ、こんだけですが、小さなプログラムには十分ではないかとおもいます。なんたって設備投資が2.1K円ですから。そうそう、最近秋月でもSTM32F4 DISCOVERYを販売し始めましたね。しかも1.65k円とは!

次はシリアルポートのテストに挑戦です。

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