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2012年10月19日 (金)

NEDO国際ロボットフォーラムに行ってきました

管理人のページ:よもやまばなし

先日「Japan Robot Week2012」で開催された「NEDO国際ロボットフォーラム〜ロボットが拓くスマートな社会〜」という講演会を聴講してきました。

お目当てはGoogleのロボット技術の話と、リモートブレインの元祖、東大の稲葉先生のロボットソフトウエアの話です。

まずは、Googleのカフナー氏。10年ほど前、稲葉先生の研究室で二足歩行ロボットの移動計画の研究をしていたそうで、今回の講演もその師弟関係あってのことかもしれません。そういう訳で、まずはその話から入りました。床の上に「踏んではいけないピンクの色紙」と「目的地である青い色紙」を配置し、天井カメラからの映像をもとに、目的地までの足の配り方を計画するという研究です。最初は各マーカーは静止していて、ロボットは移動前に経路を計算する方式ですが、研究を重ねるに従って、ロボットの移動中にマーカーを動かしても適時再計画し、ダイナミックに対応できるようになります。
氏はこれを「アルゴリズムの研究の成果もあるが、コンピュータの性能アップの効果が大きい」と評価します。これをマクラにクラウドコンピューティングによるコンピュータの高性能化の話に入ります。やっぱりGoogleですからね。

詳しい講演内容は他の方の記事に譲るとして、基本的にクラウドをロボットに応用することの有用性の話でした。僕は話の端々に洗われる「クラウドロボティックス」という言葉が気になりました。こういうロボット工学のカテゴリがあるんでしょうか? 

カフナー氏はクラウドロボティックスの有用性として次の3点を挙げました。

1・知識やノウハウがクラウドに集約されること
2・ロボットのハードウェアのコストを低く抑えられること
3・クラウドのコンピュータパワーを利用できること

1は開発者やユーザー間の交流の意味もありますが、ロボットからの情報、例えば特定の状況でのロボットの振る舞いなどをクラウドでデータベース化することで、他のロボットが同じような状況に遭遇した場合、そのデータを利用できるという考え方を提示していました。

クラウドの利用例としては、画像認識やGoogle Mapを利用したロボットカーの移動計画などを挙げていました。

面白かったのはクラウドロボティックスの実施例として挙げた、Android Phoneを利用したロボタみたいなミニロボットでした。クラウドの利用についてはあまり具体的な話は無かったと思いますが、ともあれ面白そうです。

Crobo

講演の締めくくりに、「ロボティックスでクラウドを利用するインフラは全て整っている」と話をされました。最近よく聞く言葉のようですが、Googleの方からでると、とても説得力がありますね。

長くなりましたので、稲葉先生の話は次回ということで。

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コメント

クラウドコンピューティングが広がりを見せて結構経ちますが、分野ごとに成長してますね!

クラウドロボティックスなんて私もはじめて聞きました。もう映画のような話にも少しづづ現実味が出てきているのもイベントに顔を出すと実感致します。

クラウドに関して以前から興味があるのでいろいろと読んでいるんですが、この前に読んでいたサイトの記事には
クラウド・コンピューティングの近年のビジネス環境についての記事が載せられていましたよ!

良かったらご覧になってみてください!

http://bit.ly/SsHH4E

他にも面白く解説していたりしているので何か参考にしてもらえれば幸いです。

でわ!

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