PICとXBee WiFiでツィートしてみる(おしまい)
花岡ちゃんのウィークエンド:ツィートガジェットの実験
最後にPICを使った実験機を作ってツィートしてみましょう。(その1)に投稿したように、このガジェットは0から999までの数字を一つ生成し、「ラッキーナンバーは123だよ 」などとツィートします。毎回ラッキーナンバーが変わる他に、語尾が「だよ 」「だぜぇ」など4種類に変化します。
PICは16F887を使っています。これはたまたまマイコンボードを持ってたためで、シリアルポートがあればもっと小さなPICでもかまいません。このソースコードをベースにするなら16F886あたりがお勧めです。回路図はこれです。
実験機の写真です。奥に見える電源レギュレータに大げさな放熱器がついていますが、電源が単三4本なら、その必要はありません。
ソフトの開発にはMPLAB XとXC8コンパイラ(無償版)を使いました。初めて使いましたが、ccs-cに比べるとかなり本格的なcの処理系だと思います。本機のプロジェクトファイルを公開します。「取り急ぎ」で製作したのであまりよいプログラムではありませんが、処理のシーケンスはわかりやすいと思います。ポインタを使えばもっとエレガントなコードになるでしょう。
試してみるには、下記の作業が必要です。
■XBee WiFiが自分のドメインにアクセスできるように設定(こちらを見てください)
■XBee WiFiのシリアルポートの通信速度は38400bpsに設定
■main.c 21行目のexample.comを自分のドメイン名に書き換え
■main.c 27行目の"17"をhedder02の文字定数の文字数に書き換え
プロジェトをビルドし、Pickit2や3などでダウンロードします。
起動すると、LEDが点灯します。これがREADY状態で、ボタンを押すといったんLEDが消え、再度点灯します。この間に「ラッキーナンバー」をツィートしています。こんな感じです。
これで簡単なマイコンからでもツィッターに投稿できる機械ができました。誰かが来た、雨が降り出した、猫がえさを食べにきたなどなど、センサーとの組み合わせで面白いツィートガジェットが出来そうですね。
なお、今回の実験機ではサーバからのメッセージは全て無視しています。エラーがあっても何もしません。ルーターが落ちていてもわかりません。ちゃんと使うにはこういったエラーハンドリングをきちんとする必要があります。
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