新しいカテゴリーです
ABCは知ってても:プロローグ
新しいカテゴリーを始めます。このカテゴリーでは、「言葉」を使って人間とコミュニケーションをとるロボットについて投稿していきます。
「ロボット作ろう」のカテゴリーでは、知能ロボット"Shakey"の模型を作りながら、移動ロボットの原理をおさらいしてきました。当初の目標は完全には達成できていませんが、移動ロボットの基礎である、オドメトリやマップの作成といったところはモノになったと思います。あくまでも「模型」レベルではありますが。
ROSに手を出したことでもありますし、シェーキーはこれからもぼつぼつ進めていくつもりです。
シェーキーの人工知能のプランの中に「チャットウィンドウでの対話」というのがありますが、コレから生まれたのがこのカテゴリー「ABCは知ってても」です。
シェーキーの計画では「窓側に行って猫を探せ」というような命令を文章で入力すると、人工知能がそれをロボットの行動計画に翻訳し実行するようにしたいと思っていました。相当な難題です。シェーキーの作業の進行状況では、いつまでたっても取っ掛かれなさそうにないので、独立したプロジェクト(大げさですが)にしてしまおうという訳です。
このプロジェクトでは機械と人間が言語を使ってコミュニケートする技術を扱います。これはなかなかの難題であり、コンピュータ黎明期から連綿と続く研究テーマの一つです。1959年刊行のソ連の科学啓蒙書「電子頭脳の時代」にも、翻訳機や文章の自動作成、はては電子計算機による作詩の試みまでが、かなりのページをさいて紹介されています。
頂点に「チューリングテスト」を掲げるこの難しいテーマに、アマチュアレベルで挑戦しようという訳ですから、どんな展開になりますことやら。
もちろんこのカテゴリーのタイトルは、トモエのそろばんではなくてアレからいただいてます。
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