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2014年5月25日 (日)

eVY1の難しさを思い出す

花岡ちゃんのウィークエンド 

ウチの中を片付けていて、こんなものを発見しちゃいました。

Dscn2809

eVY1を使った打ち込みシンセサイザです。作りかけをアマゾンの箱に入れておいたら、いつの間にか奥さんが納戸の奥にしまい込んでしまったようです。僕もなんとなく忘れてしまい、そのままになっていたのでした。

一応、音源とボーカロイドの打ち込みと再生、データのEEPへの保存などが動くようになったので、じゃあひとまずケースに組み込んでから、その後の開発を続けるかというところで、問題が発覚しました。

最初の問題は、データの記憶容量が5KBと小さいことでした。ボーカロイド1トラックと伴奏4トラック、これにリズムセクションなので、シェアすると各トラックごとに最大でも数百音符くらいになってしまい、下手をすると歌謡曲1曲も入らなくなりそうでした。I2Cに接続するシリアルRAMなんかを接続しないと、まともなモノにはならないかも… でも、所詮オモチャなんだから、このままで兎に角作ってしまったら… と、なかなか悩ましいところでした。

もう一つの問題は、ちょっと深刻でした。以前アルディーノで伴奏付きシーケンサを試したとき気づいていたのですが、ボーカロイドはMIDIデータを送ってから発声までの遅れ時間が、発音毎に異なるということです。例えば、子音+母音の音よりも、母音だけの音の方が、遅れがかなり小さいことです。「あなたの心に」で、「風があるなら〜」のくだりがわかりやすいでしょう。「あ」が走っているのがわかると思います。簡単にシンクロでチェックしたところ、結構ばらついているみたいでした。

試作したシーケンサは、ボーカルトラックに一律の遅延パラメータを設定し、他トラックとの遅れを補正するようにしているので、これでは具合が悪いようです。遅れの小さい母音だと、発音タイミングが早すぎてボーカルが走る感じになります。発音ごとに違ったパラメータで補正するのがスジのようです。どうも、ボーカルが少したどたどしい感じがしていたのは、これが一因でないかと思います。

これにはちょっと困ってしまいました。根本的に対応するには、遅れの測定やなんやかやで、結構な手間が掛かりそう… なんてところですっかり止まってしまっていた訳です。うーん、どうしましょう。このままだとガラクタに成り下がってしまうので、オモチャとして格好を付けた方がいいでしょうか… とりあえず、アマゾンの箱を目の届くところに置いて、しばらく検討することにします。

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