格安WiFiモジュールESP-WROOM-02を試してみる(その1)
花岡ちゃんのウィークエンド:
最近、秋月などで手に入る格安WiFiモジュールをESP-WROOM-02を試してみました。シリアルポートからWiFi経由で他のコンピュータなどと通信出来るというもので、有名なXBee WiFiと同じように思われます。一方お値段は、ESPが550円、XBeeが3500円と6倍以上差があります。これは試してみる価値があるでしょう。
結論から言うと、ESPは簡単にはXbeeの置き換えになりません。XBeeはTCPのパイプとしてしか機能しないに対し、ESPは内部にサーバ、クライアントソフトを内蔵し、それ経由で外部とアクセスするカタチになっているからです。
これは簡単に言うと、XBee WiFiを使うと、接続したマイコンからシリアル通信でwifiを用いたsocket通信を行えるのに対し、ESPは外部のクライアントまたはサーバに接続する必要があるということです。ESPのシリアルポートに接続したマイコンからはESP内部のクライアントまたはサーバプログラムにコマンドを送り、間接的にデータをやり取りします。
ちょっとややこしいですが、これは大きな違いです。いままで僕が試してきたように、マイコンをWiFiに繋いでパソコンなどとやり取りする、例えばroombaのリモコン操作などは、シリアル通信をwifiのソケットに置き換えるだけの、XBee WiFiが楽だと思います。
一方ESPでは、単純なデータ転送は少しやっかいそうですが、TCPクライアントとして外部のHTTPサーバに接続することで、HTTPプロトコルなどでのデータ転送が簡単に出来そうです。まだ確認はしていませんが。だとすると、以前試したIoTデバイスのようなものが簡単に構築できるかもしれません。
これからその辺を見ていきたいと思います。(続く)
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