格安WiFiモジュールESP-WROOM-02を試してみる(その2)
花岡ちゃんのウィークエンド:
まず最初にお断りしておきたいのは、僕がテストに使ったモジュールは秋月で買ったものではないということです。マイクロテクニカのこのサイトのものをアマゾンで購入しました。ですから秋月扱いのモノの初期ファームがこれと同じかどうかはわかりません。もしかしたら違うのかもしれません。なぜなら、モジュールを設定するためのATコマンドの解説が、秋月の販売ページにあるリンクにないからです。したがってこれから説明するのは、マイクロテクニカから購入したものについてということを、忘れないでください。
ということで、まずは外観をXBee WiFiと比べてみました。
5mm方眼です。XBee WiFiと比べて相当小さいのがわかると思います。おまけにデータシートを見る限り、消費電力も75mA程度(XBee WiFiは最大260mA)と小さく、XBee WiFiのようにピーク電流の対策も必要ないようです。
設定はシリアルポートからATコマンドで行うようで、XBeeのような設定ソフトはありません。毎回ソフトで設定する他、デフォルトとして設定する琴も出来るようです。ATコマンドのマニュアルはこれです。
最初は「soft AP」モードに設定してあります。これはアクセスポイントとして働くので、下記のような使い方が出来ます。モジュールにLiPo電池でも繋いでおくだけで、超小型のAPが出来上がります。外部でデモするときなんかは便利でしょう。(元ネタはこちら)
とりあえず動作を確認するには、このモードで行うのがよいでしょう。
XBee WiFiでは電源をつなぐダケで動作しましたが、ESPはいくつかのピンを電源やGNDに接続しなくてはなりません。下記のように接続します。
IO0,IO2,EN → 3V3
IO15 → GNDのどれか(GNDはいくつかありますが、全て内部で接続されてます。)
電源は3V3に3.3V、GNDのどれかを0V(電源のGND)につなげばOK。これでSoft APとして動作しています。パソコンかスマホでWiFiをチェックすると、ESP_9CE6D9(_以降はデバイスごとに変わるのかもしれません)というセキュリティなしのアクセスポイントが出来ていて、接続できました。問題なく動作しているようです。
実験は、以前から使用している自作品の電源内蔵RS232Cレベルコンバータを使い、ESPのパッドに直接ハンダ付けして配線しました。2mmピッチなので、これくらいならハンダ付けできます。
次回はATコマンドをチェックします。(続く)