周回遅れのiPhone開発
リモートブレインの夏休み:
この夏休みは、新iRoverのアプリ開発に着手しました。ようやくiOS4でのソフトの製作です。巷ではiOS5の噂がかまびすしい昨今ですが、ようやく4のとっかかりです。まさに周回遅れの感アリです。
iOS4では、カメラ画像の取り扱いがやり易くなりました。こんな風に、画面にカメラからのリアルタイムの画像を任意の位置に、任意のサイズで表示しながら、タイミング良くキャプチャするようなアプリも簡単に作れます。
試作中のアプリは、webサーバにあるテキストファイルを読み込み、更新されていたらそのままFSKで外部に送信するようになっています。また、外部機器からFSKで送信されたデータを、テキストファイルとしてそのままサーバにアップする機能も持っています。
これは、専用webサイトとロボットとの間に入るインテリジェントブリッジで、ロボットをwebページからコントロールすることを目的にしています。前のIRoverアプリは、ツイッターで命令を出しますが、今回のものはカメロ同様に、WEBのAPI経由でロボットにアクセスする仕様になっています。
モチロン、カメラ画像のアップロードも可能です。今回のシステムは、WEB APIからでも外部機器(ロボット)からのFSKによるコマンドでも写真撮影が可能で、ロボットのセンサーが反応したら、iPhoneで写真を撮ってサーバにあげるような使い方も出来るようになっています。
ロボタやiRoverのアプリは、iPhoneをロボットのコントローラとするもので、ロボット側のマイコンはモーター制御などの低レベル制御を行うだけでした。今回のアプリではiPhoneは「カメラ付き通信機」の役割に甘んじ、webサイトからのコマンドを解析し、ロボットのアクションを組み立てるのは、ロボットに搭載したマイコンにゆだねることにしました。
このようにすると。同じアプリで複数のロボットに対応することが出来、その都度新しいアプリを作る必要が無くなり、開発工数を倹約できます。いろいろなロボットを作って楽しみたいホビースト向けの仕様と言えるでしょう。